ドラマ

マーベラス・ミセス・メイゼル

The Marvelous Mrs. Maisel 1950年代のアメリカを舞台に、子持ちの主婦がコメディエンヌを目指す、アマゾンオリジナルのコメディ。明るく前向きな主人公ミッジのキャラクターと彼女を取り巻く騒々しい家族や友人たち、軽快にテンポ良く展開するドラマ、戦後…

風雲児たち〜蘭学革命篇〜

みなもと太郎原作、三谷幸喜脚本のNHK正月時代劇。前野良沢、杉田玄白らによる「ターヘル・アナトミア」翻訳の顛末。 本邦初の西洋医学書の翻訳作業は全て手探りだった。何もかも投げ打ってオランダ語の翻訳に取り組む中で、新しい知識の普及を優先する玄白…

「眩(くらら)〜北斎の娘」

朝井まかて「眩」(くらら)のドラマ化。この世はみな円と線でできている、と言う北斎。この世はみな色の濃淡でできている、と言うお栄。 原作小説のエピソードを大胆に捨象し、二人の天才の「絵」に焦点を当てた良い脚本だった。ドラマを見た後原作を読むと…

「逃げるは恥だが役に立つ」

逃げるは恥だが役に立つ Blu-ray BOX出版社/メーカー: TCエンタテインメント発売日: 2017/03/29メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (12件) を見る時期を外してしまった気がしますが、2016年度話題となったドラマです。マンガの実写ドラマ化って、原作を…

真田丸

12年ぶりの三谷大河たっぷり楽しませていただきました。最初は違和感を拭いきれなかった配役がいつのまにかはまり役になってて、三谷幸喜はこういうの得意ですね。きり@長澤まさみみたいに、2004年の「新撰組!」の時もオリジナルキャラの捨助が最初は悪目…

百鬼夜行抄

やってたんですね、気がつきませんでした。次が最終回。 わりと原作通りでヘンにいじったりはしてない。でもせっかく実写で撮るんなら、夢とも現実ともつかない妖しげな雰囲気を見せてほしいなあ。尾白と尾黒もなんかかわいくない。役者の魅力で見せるという…

富豪刑事デラックス

溜めちゃうとついおっくうになる。見始めると面白いんだけどね。 別に順番に見なくてもいいだろと先週のを見てたら、「料理の鉄人」パロがえらく気合い入ってて感心。カボチャかじるのは大変だと思うけど。レシピは頭の中にしまってある、と思わせといて実は…

古畑任三郎ファイナル 3 ラスト・ダンス

松嶋菜々子やるじゃん。ファイナルと銘打つだけのことはありました。最終回でやるにはなんだかフツーの話だなあと思ってたら叙述トリックですか。後から見返してもなるほどと思わせるだけの説得力は松嶋菜々子の演技にかかってるわけで、たいしたもんだと思…

古畑任三郎ファイナル 2「フェアな殺人者」

イチローが自分自身を演じてる。当て書きの三谷幸喜としても相手にとって不足はない、というかさすがにやりにくかったのかも。準レギュラーの向島元巡査の伏線をここで回収するという奥の手をぶつけてきました。伏線を回収しないのが芸かと思ってたのでけっ…

古畑任三郎ファイナル 1 今、蘇る死

なんで、新撰組とカブるんだい、しかもゲスト沖田くんじゃないですか。なんか大河ドラマの沖田総司そのまんまだね。石坂浩二が田舎のインテリってのもハマりすぎ。久々の知能犯を相手の凝った展開でした。 今泉と西園寺と三人でずっと一緒というパターンって…

新選組!! 土方歳三最期の一日

大河ドラマが終わって1年後にスペシャルで続編をやるというのも珍しいことだと思うけれど、また山本耕史の土方歳三に会えてなにより嬉しい。 時間を区切って土方歳三、榎本武揚、大鳥圭介三人のドラマを見事にまとめあげてくれました。三谷脚本は、イヤな奴…

富豪刑事 最終回

神戸のじいさんは学生時代から片眼鏡だったんかい。ラストは盛大に札をばらまいて、これがやりたかったんだろうなあと思わせる徹底ぶりでした。 コメディとサスペンスの組み合わせってバランスが難しくって、ついシリアスに傾くと力んでギャグが滑ったりする…

富豪刑事 富豪刑事の古美術品騒動

婦人警官コンビが初めて役に立った。金かけて作ったニセ物は役に立たなかったようで役に立った。いろいろと入ったにぎやかしがちゃんと意味をもって組み立てられていて先週のドタバタとはうってかわって本格派。指輪はちょっとわざとらしい気もしたけど。 筒…

富豪刑事 富豪刑事の遺体捜索

事件解決に結びつかないことにカネをつぎこみ、しかもそれで儲かってしまう。それでじいさんがまた怒る。事件そのものは神戸美和子@深田恭子の推理で解決。焼畑署の刑事もだんだん美和子に染められてきて、逆に美和子から「お金で事件が解決したら警察なんて…

富豪刑事 富豪刑事のキッドナップ

うわあい、ヘンだ。(褒め言葉)深田恭子の大胆なチェック柄とか、怪しさ爆発のニセ銀行員とか、原作者の身体を張ったコントとか。 とにかく夏八木勲の怪物っぷりだけでも見る価値はある。

ごくせん

マンガは学園を舞台にした任侠ものだと思ったけれど、ドラマは学園モノになってるなあ。

富豪刑事

ライバル会社社長を焼き殺す放火兄弟に対して囮捜査を敢行するために会社を作っちゃったという話。カラオケでアリバイ作りながら河原で証人を殴り殺してるのは衝動的なのか計画的なのかわかんない。どうも脚本のヌルさを役者の演技とキャラでカバーしてると…

新選組! #49愛しき友よ (最終回)

それぞれのメンバーの反応をていねいに描いていて、1年の大河ドラマにふさわしい堂々の最終回。最後に近藤勇が土方歳三の名をつぶやいて二人の物語として終わらせた。野田秀樹は舞台の発声法で吠えてましたね。久々に登場の桂小五郎は妙な和洋折衷で想いを…

新選組! #48 流山

大義というのは要は軍隊の前に掲げる旗なわけで、「誠」の旗にこだわる新選組にとって官軍の掲げる錦の御旗を「たかが旗」と口では言っても結局こだわらざるをえない。薩摩藩士の前で心情を吐露する近藤勇の「薩長許すまじ」とは、つまりこれは旗と旗との引…

新選組!#47 再会

勝海舟がえらく「喰えないじじい」で、三谷さん野田秀樹の使い方うまいなあ。甲陽鎮撫隊で笑ってたら、助太刀にきたのが菜っ葉隊。 沢口靖子は、泣き顔になるとさすがに年がばれちゃうねえ。

新選組! #46 東へ

勝海舟を野田秀樹にしたのは将軍にイヤミを言わせるためだったのか。野田さん、こういうのうまいからなあ。西郷と会うとこもやるのかな。 いくら「負けて帰るのではない」つったって、どう見ても敗軍なわけで。あと4回か。 途中坂本龍馬に感化されたりして…

新選組!

「錦の御旗」という強力なブランドが誕生したエピソードがさらっと流される。部屋の飾りくらいに思ってる岩倉卿のボケっぷりが面白い。三谷さんの皮肉なんだろうなあ。 決戦を決意した近藤勇はあっという間にはしごをはずされてしまう。最終回に向けてカウン…

新選組!

暗殺未遂2件続けて、最後に局長狙撃で次週に続く。左之助、お考とコミカルなエピソードでつなげても一抹の寂しさは拭えないという感じ。そんな中で沖田総司を見舞う斉藤一の不器用さがナイスでした。 来週は鳥羽伏見か。しかし一年付き合った大河ドラマって…

新選組!

伊東甲子太郎は初登場のときに平助の名前を覚えてなくって、それが最後は岩倉卿に名前を覚えてもらえない立場になってるというのは最初の頃三谷さんがどこかで言っていた。うまく立ち回ろうとして結局薩摩に利用されて、近藤勇に説得されるんだけれどもハネ…

新選組! #42 龍馬暗殺

新選組に龍馬を守らせるというのもかなりアクロバットでしたが、ここで史実を覆せるわけもなく……土方の「いくらなんでも近藤勇が坂本龍馬を助けにいっちゃまずいだろ」というセリフは三谷さんの自己ツッコミか。捨助はいつのまにか龍馬の味方になってるし。…

新選組! #41観柳斎転落

打つ手がすべて裏目に出て軍師としてどうよ?な観柳斎。伊東やら西郷やらにいいようにあしらわれてます。器の小ささでは捨助に並んでますが、あそこまで捨て身になれない気位の高さが足を引っ張ります。飯炊きに頼み事をして夜中に抜け出すところで「またな…

新選組!

歴史の話題はアバンタイトルの解説だけ。 沖田と平助の語り合うシーンが今週のクライマックスで、ドラマというより舞台劇のようでした。最初の頃の無邪気な笑顔を思うと、初めて自分の死を自ら口にする沖田@藤原竜也の静かな笑顔が心にしみいります。 来週は…

新選組!

谷兄弟エピソード。確実に変わっていく人たち。 左之助とおまさちゃんのお披露目に集まる面々に新八は「昔みたいだ」と上機嫌だけれど、もう昔通りにはいかないことが分かってるからこそそう言うのでしょう。 脱走隊士を見逃す斉藤一に「殺気がない」と言う…

新選組!

どんどん人が死んでいく。まるで富野…… 「命にかえて」の言葉が伊達でも洒落でもない世界の物語です。観柳斎の小物なりの意地に河合なりに感じるところがあったのでしょう。土方の前でついかばってしまいます。放つ言葉の一つ一つが桎梏となって隊士たちを縛…

新選組!

天狗の正体がバレますが、近藤勇はあいつも数奇な人生を歩んでるってだけで流してしまってます。左之助はなんかヤケ気味にはしゃいでお寺の絵巻みたいなのを破ってます。これは後にどうつながるんだろう。ちょっとバカップル入ってるけどけっこうお似合いな…