映画

すずめの戸締まり

新海誠の2022年新作映画。まあ面白かった。以下ネタバレ有り。

DUNE デューン

フランク・ハーバートの名作SF小説を完全映画化。監督のドゥニ・ヴィルヌーヴは「メッセージ」の人ですね。SF映画の撮り方がわかってる。 DUNEの映画化としては120点だけど、映画としては淡々として展開もゆっくりで、話が動き出したと思ったら途中で終わる…

劇場版SHIROBAKO

新型コロナ騒動の真っ最中に封切りされて、まあ間が悪かった。 TV 版の4年後、ということで、各キャラ一渡り登場させるし、ミュージカルシーンはあるし、ピクサー風とかいろんな遊びも入って、大サービスなんだけど、さすがに詰め込みすぎだったのでは。各キ…

ヘレディタリー/継承

ヘレディタリー 継承(字幕版)発売日: 2019/04/10メディア: Prime Video「ミッドサマー」アリ・アスター監督の前作。悪魔崇拝モノのホラーだが、やはり怖がらせるというよりは、観客をイヤな気持ちにさせる映画だな。 ミニチュアハウス作家のアニーは、夫と…

ミッドサマー

スウェーデンの人里離れた村ホルガで90年に1度の夏至祭が行われる。村の出身者に誘われて、不慮の事故で家族を失ったダニーは恋人やその友人たちとその祭りに参加する。白夜の光の中で踊る住民たちは明るく友好的に見えた。けれどその儀式はすぐにその異様…

アナと雪の女王2

世界的大ヒットとなったアナ雪の続編。気がついたらもうどこも吹き替え版しかやってない。前作は字幕版吹き替え版両方見たし、今回も両方見たかったんだけれども。せっかくのディズニーミュージカルなんだし、原語版が見られないのは寂しい。日本語版の歌詞…

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明

本編上映前にマルルクちゃんのショートムービーがあります。マルルクちゃん可愛いです。週替わりだそうです。ボンドルド篇を毎週見ろ、と。なんかもう、ナナチが、ちくしょう、本当に楽しいなあと呟くあたりからもう目が潤んでくるというのに。プルシュカは…

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」

2016年公開の「この世界の片隅に」では削られた原作のエピソードが追加されたことで、物語の切り口を変えた別の映画となっています。戦時下の日常系コメディという部分は変わりませんが、遊郭のリンさんとの絡みが前面に出てきたことで、後半は周作の妻とし…

「ドクター・スリープ」

「シャイニング」の続編。オーバールックホテルの惨劇から40年後の物語。スティーヴン・キングの小説の映画化。 そもそも「シャイニング」にしてからが、キングの原作小説とキューブリックの映画と、最後の終わり方を含めていろいろ違いがある。キングは当然…

ターミネーター:ニュー・フェイト

キャメロンが制作陣に復帰して仕切り直し、T2の直接の続編を作るという触れ込みの本作。地雷臭ありつつもとりあえず見に行った。 スカイネットは消えたけど、やっぱり別の敵が現れて未来からターミネータを送り込んでくる。冒頭でいきなりジョン・コナーも殺…

ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 永遠と自動手記人形

期間限定上映ということで、予定を繰り合わせて見に行ったんですがすでにパンフは売り切れていました。なんてこと。なお記事は「ネタバレあり」です、為念。 劇場版です、シネスコです。横長のシネスコ比率画面で見るとあらためて、画面構成カッコいいなあと…

ライオンキング

1994年アニメ版のフルCGリメイク。パンフレットには全部コンピュータで作ったけど実写版、と書いてあった。VRを使ってCGのオープンセットを「撮影」したんだとか、撮影機材の動きを徹底的にシミュレートしたとか、説明を読んでもなんだかよくわからないんだ…

天気の子

「君の名は」に続く新海誠メジャー作品。連日満員で滑り出し絶好調の模様。賛否両論らしいけど、私は面白かった。以下ネタばれ込みです。込み入った設定が消化不良な感じが微妙にモニョった「君の名は」よりはよほど気持ちよく見ることができた。伏線っぽい…

ガールズ&パンツァー 最終章第2話

お待たせしました第2話。一応ネタバレありなので未見の向きはご注意を。パンフも前半部分だけの「上巻」で、下巻は後日発売とか。あまり情報入れずに見に来てください、という感じなのかな。流石にガルパン初見でコレってのは無茶だと思うけど、ただそれで…

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

むしろいいことだよ。何にだって、どんな映画にだって、ゴジラを加えればより良くなると僕は思っている。想像してごらんよ、「スター・ウォーズ」にゴジラを足したら、やばいだろ? 「七人の侍」だってさらに良くなる。54年版の「ゴジラ」にゴジラを足したら…

名探偵ピカチュウ

ピカチュウかわいい、というか画面に溢れるポケモンをひたすら愛でる映画。 ピカチュウの表情、仕草、オヤジくさいしゃべり方まで、とにかくかわいいい。コダックとかフシギダネとか、違和感なく歩き回ってて、初めてジュラシックパークを見たときのような感…

若おかみは小学生!

交通事故で両親を亡くした織子(おっこ)は花の湯温泉で小さな旅館春の屋を経営している祖母に引き取られる。都会のマンション暮らしの小学生だったおっこにはクモもヤモリも怖いのに、ユーレイまで出てくるから田舎暮らしは大変。わけがわからないうちに流…

未来のミライ

Yahoo!レビューでけっこう叩かれてたので、あまり期待せずに見に行ったんだけど、全然面白いじゃん。細田守監督がなんか吹っ切れたというか、「おおかみこども」以来いろいろ試行錯誤してたけど、ああこれがやりたかったのかと腹に落ちた。ジブリ美術館でや…

レディ・プレイヤー1

純粋に、面白かった。「面白い」ことに特化した映画とでも言うべきか。バックトゥーザフューチャーとか、スターウォーズIVとかみたいな。 全てをコンピューターパワーで作り上げたVR世界の没入型オンラインゲームで、3つのカギを探して謎解きをする。ものす…

キングコング:髑髏島の巨神

100%の怪獣映画。迫力あるバトルアクションを堪能できます。上映時間約2時間と長めですが、ノンストップで最後まで走り抜きます。ネット配信とかだと長いエンドクレジットの途中で止めちゃったりするかもしれないけど、その後にも重要な映像があるので、最…

グレイテスト・ショーマン

19世紀の実在した伝説の興行家P.T.バーナムの半生を描いたミュージカル。ビートの効いたリズムに合わせて踊る踊る。快感です。音と映像がシンクロしてるのは気持ちいいし、迫力の群舞も、しっとりメロディアスなナンバーも、めまぐるしいタップも、全てが素…

キングスマン:ゴールデン・サークル

新春公開された「キングスマン」続編。けっこうエログロありな、娯楽活劇。いきなりキングスマンの本部がミサイル攻撃を受けて全滅してしまうので、生き残ったエグジーとマーリンはアメリカの姉妹機関であるステーツマンを頼ることにする。 宣伝見て英国紳士…

キングスマン

破天荒なアクションに破天荒な設定を合わせて、007シリーズ初期の痛快娯楽冒険映画を復活させた。秘密兵器の小道具を使い倒したり、マティーニの注文がやたら細かかったり、最後は美女とよろしくやってたりと、007のお約束を踏襲してクスグリにしてる。その…

パンズ・ラビリンス

ギレルモ・デル・トロ監督作品。第二次大戦終盤、フランコ体制下のスペインで、少女が牧神パンと出会う話。そう言えば「ミツバチのささやき」もフランコ政権時代のスペインの話だった。 主人公の少女オフェーリアは、母親が再婚したので、その新しい父親のと…

ライフ

狭い宇宙船内という真空の中に浮かぶ密閉された空間の中で、未知の生命体と殺し合うという、エイリアンみたいな映画。ホラー、というほど怖がらせる演出ではない。皮肉な結末はゾンビ映画っぽい味。 火星の土壌から発見された未知の生命体、というのがクリオ…

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

スター・ウォーズ・サーガepisode8、3部作の中盤ということでどうしてもダレがちになるとこを、とにかくアクションを突っ込んで盛り上げて見ました。とは言え、スターウォーズとしては微妙かなあ。episode5帝国の逆襲も、ヨーダさまの下でルークが修行して…

GODZILLA 怪獣惑星

アニメ版ゴジラ、というか虚淵ゴジラ。3部作だったんですね。純粋にSFバトルを追求してて面白かったけど、疲れました。バトルシーンは圧倒的です。 ゴジラはほとんど岩山だし、ゴジラ映画、というよりは凶悪無敵のモンスターに立ち向かうSF映画でした。とに…

バリー・シール/アメリカをはめた男

トム・クルーズが実在したアメリカの密輸王を楽しそうに演じてる。 ミッション・インポッシブルみたいな派手なアクションはありません。実話だし。主人公はパイロットで、飛行機の腕は超一流だけど、別にタフガイとかじゃないし、飛行機も高性能だけど武器と…

ドリーム Hidden Figures

NASAの宇宙計画を支えた女性たちの知られざる活躍の物語。自分の価値は自分で示せ、と言ういかにもアメリカらしい映画だった。自分たちの権利のために戦う、といった運動に対しては批判的で、自分の価値を示して取引するような、もっと個人的な物語。黒人の…

マジカルガール

マジカル・ガール [Blu-ray]出版社/メーカー: バップ発売日: 2016/10/05メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (9件) を見るネタバレ注意。未見の人はwikipediaのあらすじとか読まずに見ることを強くお勧めする。 公式サイト 2014年のスペイン映画。白血病…