竹宮惠子

え、「萩尾望都ファンは竹宮恵子を読まない」の? わたしはどっちも読んで育ったけどなあ。母とか叔母の買ったマンガがまわりにわんさとあったんで乱読気味に。どっちが好きだったかと言えば、小学校低学年の時は竹宮恵子で、大きくなるにつれて萩尾望都に傾倒。

30年くらい前の高校、大学の漫研とか、わりと狭い範囲の中での了解事項みたいなもんだったと思う。ちょっと世代が違うと全く通じなくなるようなものの一つでしょう。別マ対別コミとか。もっと時代を遡ると、別ジャンルだけど、頭脳警察vsはっぴいえんど、とか。全然違う?
マンガ夜話宮谷一彦やったとき、はっぴいえんどのLPジャケットが宮谷一彦のイラストであったことの意義が熱く語られていたりしたんですが、もう宮谷もはっぴいえんども、LPすらも過去のものとなってしまった今、そういうサブカル系の歴史も消えてってしまうというのはやっぱさびしかったりもして、昔話をしてしまったりするんです。
ファラオの墓の頃は同じ週コミ誌上でトーマの心臓の連載がおわって、この娘売ります!とかやってたような。作者同士は一緒にヨーロッパ行ったりとかしてるんですけどね。ファンの間ではかなり対抗意識があったような。