台湾/台北

とにかく原チャリの多い街だった。歩道という歩道にはずらりと原チャリが路駐してるし、信号待ちの車線にはずらりと原チャリが並んで信号が青になると一斉にかたまって走り出す。二人乗りとかも多い。
韓国ではテレビは日本のアニメばっかりという印象だったけど、台湾はそうでもない。韓流っぽいドラマが多い。あとは日本みたいなバラエティとかアイドル番組が目立った。ちょうど市長選挙だったんで、ニュースはそればっかり。陳総統の奥さんがアメリカに子供生みに行ってたのが選挙前に帰国したっていうんで、空港から出てきた奥さんが偉そうに総統の前歩いてるだのお腹が目立たないだの、そんな感じ。中国語放送でも必ず漢字の字幕がつくので、言葉はわからなくてもなんとなく何言ってるかは想像がつくことが多い。歌番組だと字幕がカラオケみたいに歌ってる個所の色が変わってく。日本でやってた顔キレイなデジカメのCMは日本語のまま流してました。
選挙で街中に候補者の幟が立ってて、あれが公式ポスターなんだろうか。宣伝カーも走り回ってるんだけど、鐘と太鼓でスローなテンポのお囃子を流してて、ついイノセンスの山車を思い出しました。もちろんあんなでかくも派手でもないけどね。
観光では孔子廟とか古いお寺とか見て回りました。老若男女幅広くお参りに来てました。今風なギャルが線香をあげながらお堂をひとつづつお参りしてくとか、いろいろ手順を踏んでるのを見てると信仰が根付いてるんだなあと感じました。
故宮博物館は半分工事中で書画は見れなかった。中国の古典とか読むと、食器や杯が何種類もあってわけわかんないんだけど、それがわかりやすく一覧で展示されていたので感動しました。日本だったら三千円とかするような図録が千円もしないで売っててとても安い。本が安い国はよい国です。
ガイドの人は妙に博学で、親日国だと言うのはいいがやたらと戦争の話ばかりしてました。歴代台湾総督の名前とか諳んじられてもな。親日ってそういうもんだったんか。まあたしかに韓国のガイドは戦争の話なんか一言も話さなかったしな。韓国には対抗心燃やしてるみたいで、仲が悪いってホントなんだなあと感心したり。
中華料理は鼎泰豊の小籠包もチャーハンも、鶏家荘の二色鶏も鳥飯も、たいへんおいしうございました。チャイナエアーも機内食の鳥そぼろとかおいしかったなあ。