おおきく振りかぶって #24 決着

ついに決着!
具体的な勝利を目の前にして立ち竦む三橋。三橋のアップと三橋主観のロングを混ぜての、経験したことのないチャンスに動揺しまくるさまのなめるような心理描写は、見てるだけで息が苦しくなります。先頭打者の出塁を許して文字通り立ち上がれなくなった三橋に、強気のモモカンも思わず弱気を出す。しかし、マウンドにかじりつく執念が三橋を再び立ち上がらせる。
中学時代、三橋はその執念のためにチーム内で孤立して、打ち崩されてきた。でも、ここで、最後に残った執念だけでマウンドに立つ三橋は一人じゃない。一死一三塁で四番バッターを迎える絶体絶命のピンチという最大のヤマ場で、西浦校ナインが声を出し合うところから審判のアウト宣告まで、1クールかけた試合の幕切れにふさわしい名場面を見せてくれました。
キャッチャー目がけて飛んでくボール視点での映像なんて、アニメならではですね。いや、すごかった。