氷菓 #20 あきましておめでとう

着物姿のえるちゃん。振り袖じゃなくって小紋、というのもいいですね。摩耶花は巫女さんだし。なんかもうデレだけ、というかラブラブ全開。
ミステリネタは、ダイイングメッセージの日常版という感じで、けっこう面白かった。初詣に行った神社で、折木と千反田はうっかり納屋に閉じ込められてしまう。周りは人通りがあるから声を出せば助けは呼べるけれど、千反田の顔見知りが多くて、あらぬ噂をたてられそう。ただ、伊原が落とし物係で福部と一緒に社務所にいるので、なにか納屋の前に落とし物を落とせば、福部たちにメッセージとして届けられる。拾った人には分からず、伊原か福部には分かるようなSOSを伝えるには、どうすればいいか、というパズル。結局、折木と福部が両方見ていた正月特番ドラマのエピソードがカギになる。その辺りの伏線のはり方はかなり巧かった。肝心のネタが歴史のウンチクじゃなくって人間観察から出てたら傑作だったと思うけれど、十分たのしかった。
ただ、なにより着物姿と巫女服の女子高生の可愛さをお楽しみ頂くために邪魔にならない程度の閉じ込め寸劇をお楽しみ頂く回だったというまとめが的確すぎる。