香月美夜・鈴華「本好きの下剋上」

香月美夜本好きの下剋上」のコミカライズ。かなり忠実にマンガ化してますが、先は長いですよ。
小説の方を最新話まで読んでからこっちを読むと、呑気な日常にほっこりします。
封建的な身分制社会では、社会は階層ごとに分断されていて、主人公のマインは外からの視点を保ちつつ各階層を横断して「下剋上」していくわけです。マインがその境界を乗り越えて新しい社会に入っていくと、その度に生活環境も生活習慣も変化して、人間関係も更新されます。マインの向上心に感化されて周りの人間も変化していくんですが、それでもやっぱり出会いと別れが繰り返されていきます。最初の方の話は、まだその「別れ」の見えてこない段階の話なので、懐かしささえ感じられます。
本好きの下剋上?司書になるためには手段を選んでいられません?第一部「本がないなら作ればいい!2」 本好きの下剋上(コミック)
本好きの下剋上?司書になるためには手段を選んでいられません?第一部「本がないなら作ればいい!3」 本好きの下剋上(コミック)

香月美夜「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜」 - ねこまくら
香月美夜「本好きの下克上」 - ねこまくら第一部兵士の娘