香月美夜・鈴華「本好きの下剋上」

コミック版第4巻、植物紙の試作品ができて、商業ギルドに仮登録して、髪飾りの注文取りでフリーダに会うとこまで。
職人に発注かけたり、ベンノさんのお供とはいえギルド長とも交渉したり、いよいよマインの活躍が始まる。ただマインの活躍は暴走と紙一重なので、早速ベンノさんにガシガシ叱られたりする。マインはこれからも暴走しては、いろんな人にガシガシ叱られるけれど、これがその始め。ベンノは、マインの可能性に気付き、必要な保護と援助の提供ができる大人で、つまりマインが出会った初めての「先生」である。
そのベンノさんにマインの体調管理を任されるのがルッツ。ルッツはマインの一番近くにいて、マインのことは家族以上に知っている。だからこそ、マインの見せる「異様さ」は、ルッツにマインの「正体」についての消せない疑問を植え付ける。一方マインは、自分は見知らぬ異世界に転生してきた「余所者」なんだと思ってる。こっちの世界の家族は大好きで、ルッツも好きだけれど、ここは自分の世界じゃないとも思ってるし、自分の「正体」は秘密として抱え込んでいる。だから、ルッツの疑問に応えて秘密を明かした結果、ルッツが受け入れてくれたことは、マインにとってこの世界に受け入れられたことであり、またマインもまたこの世界を受け入れることができるようになったということでもある。
不思議系植物「トロンベ」も出てくるし、書き下ろしSSもついてる。カバー裏は双六。
本好きの下剋上?司書になるためには手段を選んでいられません?第一部「本がないなら作ればいい!1」 本好きの下剋上(コミック)
本好きの下剋上?司書になるためには手段を選んでいられません?第一部「本がないなら作ればいい!2」 本好きの下剋上(コミック)
本好きの下剋上?司書になるためには手段を選んでいられません?第一部「本がないなら作ればいい!3」 本好きの下剋上(コミック)
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原作だと2巻の真ん中くらいまで、WEB版だと39話相当だね。今最新話が668話です。頑張れ〜