柳本光晴「響〜小説家になる方法〜」

処女作で芥川賞直木賞を同時受賞した響は、カメラマンを蹴飛ばして会見会場から逃走。関係者一同が大騒ぎしてる一方で、響は全然別の場所で、電車を止めていた。相変わらず、穏便に済ませられない主人公です。本人は穏便に済ませようとして、かえって事を大きくしてますね。
本名他一切の情報を出さない謎の女子高生覆面作家、でマスコミにはためらわず暴力を振るう、小説は桁外れの傑作、とこれでもかという話題性であっという間に伝説化しています。本人には世に出る気はないんだけれど、小説は書かずにはいられないし、読んだ人はそれを広めずにはいられなくなる。響が花代子にあげた吸血鬼小説を、花代子が新人賞に応募してしまった。賞を開催していた編集部ではたちまちアニメ化の企画が立ち上がる。ただし小説はまだ話の途中で終わっていて、アニメにするには分量が足りない。
響と花代子は頭を下げて取り下げに行くが、アニメ化に乗り気のプロデューサーとの対決になる。なんか強力な敵役が現れました。
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