つばな「惑星クローゼット」

主人公は杉沢愛海、中学生くらいの女の子ですが作新紹介では高校生だそうです。愛海は夢の中で、何か危険なバケモノが徘徊する不思議な世界に行き、同じくらいの年頃の女の子と出会います。その後愛海は眠ると必ずその世界に行くようになりました。夢の世界にいる女の子は、どうやってここに来たのか、自分の名前すらも思い出せません。ただここは地球とは違う惑星で、地球に帰りたいと言うのです。
一方愛海のクラスメイトの男子が、膝までもないような浅い川にはまって行方不明になります。愛海がその晩夢でいつもの世界に行くと、行方不明になった男子が、その世界に来ていました。しかし、異様な化け物となっていて、愛海たちに襲いかかってくるのです。

のほほんとした穏やかな絵だけど、結構グロい。ユルめの主人公だけど、話はシビア。「メイドインアビス」みたいなテイストです。「惑星クローゼット」というタイトルは、多分押入れの中の怪物みたいな、得体の知れないコワいものが潜んでる場所、という意味なんじゃないかな。