恵三朗「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」(原案 草水敏)

検体を調べて診断を下す病理医の物語。神業のような技量でも性格最悪という岸先生と、何事にもまっすぐひたむきな新米病理医の宮崎先生のコンビで、こういう組み合わせは「ピアノのムシ」とかもそうだけど、職業モノの鉄板だねえ。
取り上げる問題も幅広く、この巻では業界専門誌とステマとか、病理医のアウトソーシングと名義貸しとか。今回は特に大手製薬会社のエリートサラリーマンで、悪魔のように切れる男だった間瀬辰人が身をやつして探偵する「名探偵間瀬辰人の事件簿」が入ってます。独特の倫理観があって、真正ハードボイルドです。

フラジャイル コミック 1-10巻セット

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