ひそねとまそたん #12 無敵の私たち

なんか時節柄不穏なサブタイ。
生贄の儀式を拒否した甘粕ひそねは、ミタツ様を強引にお寝返りさせて臥所に封じる。
物語の流れから言って、ひそねが生贄の儀式に反対するのも、ミタツ様を眠らせに行くのも当然ではあるんだけれど、そもそもミタツ様もマツリゴトも全部「こういうもんです」と言ってデンと置かれた設定だし、ひそねが無茶をやったけど全部うまくいきました、と言われても「御都合主義」という単語が脳裏にチラついて冷めてしまう。
「甘粕」なんて名前使ってるのも意味あるんでしょ、74年前とか出してるわけだし。
しかし、生贄になるために育てられた娘とか、恋愛感情を抱くとOTFに消化されちゃうので失恋で傷つけて男嫌いにさせるとか、ゆるい絵柄でヒドい話してるよなあ。
でもとりあえず、まそたんの飛行シーンはえらく気持ちよかった。鳥のような優雅な動きと、ジェット戦闘機の鋭角的なスピード感と両方アリというお得感。