ケムリクサ #9

赤い霧の立ち込める谷間を見下ろしながらワカバたち一行は、ローマの水道橋が縦横に走ってるみたいな細い道を辿り、大きな山を登る。するとそこにはまた青い壁が立ち塞がっていた。ワカバが壁を開こうとすると、壁の中から巨大な赤虫のヌシが現れる。壁の中を動き回ってるため、攻撃は壁に阻まれてしまう。一行は一旦撤退し、策を練ることにする。
みんな寝てる間にワカバがそこら歩き回って、リョウに遭遇する。リクの時もそういうパターンだったな。リョウは確かに一度死んだけど、ケムリクサにバックアップがあったらしい。ただ葉っぱが残り少なくて、あと一回戦ったら終わりだとか。ワカバが壁の中のヌシを倒す方法を相談すると、リョウはぐにゃぐにゃと溶けてリョクに切り替わる。一つの葉の中に3人入ってるのか?
結局ミドリちゃんの枝を一本折って、壁に投げつけて破壊、逃げるヌシをワカバが体を張って足止めして、見事に倒す。
最後にワカバの前にリョウがふわっと現れて、またふらっと消える。ケムリクサが本体で、体は幻何だろうか。実はリンの体を共有してて、だからみんなが寝てる時だけ動き回ってるとか?
なんか山の麓がちょん切れてて、下は根っこが生えてるみたいに見えたが、今までの島ってのもみんなあの水道橋みたいなのの上に乗っかってたのか。
リョクがずっと、地形に誰かの意図を感じると拘ってるけど、赤と青のせめぎ合いがあるんだろうねえ。
ちなみにリョウが鼻でリョクが目でした。