「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

むしろいいことだよ。何にだって、どんな映画にだって、ゴジラを加えればより良くなると僕は思っている。想像してごらんよ、「スター・ウォーズ」にゴジラを足したら、やばいだろ? 「七人の侍」だってさらに良くなる。54年版の「ゴジラ」にゴジラを足したら、ゴジラがダブルで登場してさらにやばい。

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監督のマイケル・ドハティはこんな人。それがハリウッドで好きに撮ったゴジラ映画だ。とにかく怪獣の描き方がすごい。怖いし、カッコいいし、美しいし、神々しい。ゴジラキングギドラモスララドンそれぞれを1体ずつフィーチャーしたポスターがまず十分エモいけど、その期待は裏切られない。ゴジラの貫禄とか、キングギドラの絶望的な強さとか、一切出し惜しみしない、日本の怪獣映画のエッセンスを詰め込んでスケールアップしたような、なんかもう物凄いものを見た、という感じ。ギャレゴジとか、パシフィック・リムとかには残ってたバランス感覚がぶっ飛んでるというか、リミッター解除というか。だってゴジラキングギドラ最終決戦の前に、伊福部昭流すんですよ。燃えるしかないっしょ。なんか雑な人間ドラマとか、いやそんなとこリスペクトしなくても、とかも思ったけれど。
怪獣映画は子供の頃から随分見てきたけど、自分の頭の上で怪獣同士取っ組み合いされる恐ろしさというのは、今回が一番身に沁みた。
しかし、モンスターバースですか。マーベルとかDCのヒットでユニバースものも流行りだけど、モンスターバースも定着するだろうか。なんか2026年にはゴジラ対メカゴジラとかスケジュールされてるみたいだけど。是非そこまで続いて欲しい。
しかしアニゴジといい、最近のゴジラはどんどん首がなくなってく。