蝸牛くも「鍔鳴りの太刀」ダイ・カタナ

ゴブリンスレイヤー 外伝。本編の10年前、剣の乙女がまだ駆け出しの冒険者だった頃の、死の迷宮に挑んだ冒険者たちの物語。真っ向からのWizardry小説です。キャラはやはり女戦士とか半森人の斥候とか、固有名詞は出てきません。でも主人公のサムライは「君」です。「君は冒険者となったのだ。」とか言われちゃうわけです。といってもキャラ的にはイヤーワンの、駆け出しの頃のゴブスレさんと印象は近い感じ。重い過去こそ背負ってないみたいだけれど、寡黙で生真面目な様子。実はけっこう軽口も叩いてるんだけれど、主人公のセリフだけ地の文で表現されているので、一際落ち着いた印象になってます。
なんだかものすごくニッチな気がするんだけれど、1周回って新鮮、だったりするんだろうか。思いっきり気になる導入のあと、サクサクとパーティーを組んで、テンポよくゲームを進めていきます。でも、魔王に届くまではまだ随分ありそうだけれども。