美鳥の日々

やっぱり夢オチ。まあ、他にどうしろという気もするが。同じ話を少しづつ変えて繰り返すところで夢であることを示してるんだろうけれど、ゲームとかの選択肢による分岐をトレースしてってるようでした。正治の夢と美鳥の夢の差、だったんだろうか。まあ1回きりのネタだろうから、いろいろ詰め込まれてた方が楽しいのでよかったのでは。

拉致被害者家族5人帰国

小泉首相の訪朝で拉致被害者とその家族の帰国が実現した。これは確かにこれまでの誰にもできなかったことで評価すべきことと思う。
ジェンキンズ氏ら3人が結局帰国できなかったのはアメリカに話を通せなかった足下を見られたということだろう。
http://www.asahi.com/international/update/0522/016.html 朝日新聞

国防総省報道官は22日、日朝首脳会談を受けて、拉致被害者曽我ひとみさんの夫で元米兵のチャールズ・ジェンキンス氏が「極めて深刻な罪」に問われていることを強調する声明を改めて発表。「近い将来、変更することは想定されていない」とも指摘し、米国政府としてジェンキンス氏を訴追する姿勢を変えるつもりのないことを明らかにした。

アメリカはさらに牽制するようなことを出してきている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040523-00000314-yom-int 毎日新聞(Yahoo! news)

 【ニューヨーク支局】23日付米紙ニューヨーク・タイムズは、北朝鮮が2001年初め、高濃縮ウランの原料となる六フッ化ウラン1・7トンをリビアに輸出していた証拠を国際原子力機関IAEA)が発見したと報じた。
 事実とすれば、北朝鮮が高濃縮ウランによる核開発計画を進めている裏付けとなるとともに、同国による核兵器関連物資の国外拡散が初めて確認されることになる。

韓国に続いて日本も日和った、と思われたんじゃないの。

それ以外の10人、言及されなかった拉致被害者の可能性の高い人々について、は切り捨てられたのではないのか。人道支援のカードと1年7ヶ月の時間をかけて、日本はようやく被害者家族を取り戻した。でも、日本の切れるカードはここまで。あとは入港禁止法案を通せるかどうかだけれど、再調査を北朝鮮にまかせて「経済制裁しない」つって帰ってきちゃったので、前回調査の通りという報告がきてもそれ以上追求できるかどうか、あやしいものである。
だから家族会の怒りは理解できる。ただ、これは日本の平和外交の限界、ということなんじゃないのか。ここからさらに粘って、拉致問題を最終解決できるのか。テロに屈しない、とついこの前言い切っていたのをよぼや忘れていないだろうか。
「金政権が朝鮮半島北部を支配しているかぎり拉致問題の解決はない」という認識が表に広まってきたとき、正常化した日朝交渉はどんな説得力ある反論を用意できるのか。
3桁にのぼるといわれる行方不明者の運命から目をそらして「人道」を説き「反戦」を口にする偽善をわたしは憎む。