ファミレス敬語

「〜のほう」

…うー、これはわかりません。降参。何でしょうか。

敢えて理屈をつけるならば、例えば弁当だったら箸をつけるとか、暖めるとかオプションがついてるんで、「弁当の受け渡しは済んだが、オプションの方はどうしますか」と解釈するのはどうだろう。商品ごとにいろいろ選択可能なオプションサービスがあるので、一つ一つ順番に確認作業をしている。
週刊文春のコラム「お言葉ですが」で、一連のヘンな敬語をファミレス敬語として取り上げてて、九州のファミレスチェーンがつくったマニュアルが元だという説を紹介していた。
昔は、遊女のお国訛りを消すために「〜でありんす」という郭言葉を作ったというが、ファミレス敬語も、現代の郭言葉みたいなもんか。
しかし、レジで千円札出した時、店員がなにかを待つ風情でなかなかお釣りをよこさないような場合、こちらから「千円からお願いします」などと言ってしまう今日この頃であった。