のだめカンタービレ 二ノ宮知子 講談社

ISBN:4063404765
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主人公野田恵(のだめ)は自分のことも周りのことも目に入らない思い込みの強いタイプで、ゴミの中で暮らしてるし、かなりヤな女なんだけど、それがえらくかわいく見える不思議。半分くらいは体を張ったギャグが身上のコメディエンヌみたいなんだけど、これだけ好き放題やらせといて読者にストレスを与えないのは見事。流れからして、のだめが天才的な才能を開花させてピアニストとして大成する話なんじゃないかと思うんだけれど、この主人公ほとんどマトモにピアノひかないし。途中からドンドンオーケストラの指揮者の話になっていってどうなることかと思いました。音楽を題材にしたマンガでも、指揮者をメインにとりあげたのは珍しいかも。
音がつかないマンガ表現で音楽を表すとき、昔だと楽譜とか音符をかいたり、イメージ画像使ったり、擬音のカキモジとか歌詞で表してたけれど、カキモジを一切使わないで画面効果だけで表現するようになったのはくらもちふさこ森脇真末味あたりがいろいろやったのが大きかったかなあ。