BSアニメ夜話 カードキャプターさくら

これはつまらないというよりむしろイタイなあ。岡田斗司夫佐藤心はなんかかみ合ってないし、一番喋れるゲストが高見恭子だし。
原作者のCLAMPが徹底的に関わったとか、日常描写がていねいだとかの指摘はいいんだけれど、BS夜話としては最後に岡田が煽り気味に佐藤にふった萌える側の構造って切り口の先がヤマなんだろうに。
現実から失われた理想の女性像を求める、って佐藤心の分析は本末転倒。木之本桜というキャラクターが提示されて、遡って萌えキャラとしての無垢な少女の魅力が再発見されるんだろう。こういう女の子ってかわいいよね、という一つのモデルとして説得力があったということで、先行作品との比較とか少女像の系譜という感じでそのあたりを突っ込んでいかないとあんまり夜話でやる意味がでないのでは。まあなんも言わず地上波の再放送見なさいってこった。