「魔法先生ネギま!」赤松健 講談社

魔法先生ネギま!(1) (講談社コミックス)
id:izuminoさんのところで紹介されていたので、興味をひかれて読んでみました。とりあえず3巻まで。
細かいコマ割りにキッチリ書き込まれた背景、ネームも多いし、目がチカチカしました。もう年なんでしょうか。もっと大きな版型で全ページフルカラーとかだとずっと見やすくていいのにとか思いました。
写真みたいな思い入れのない背景がほとんど省略されずに書き込まれてる。ここぞというシーンでロングになって、密度の高い背景がみっしり入ってるというのがけっこう多い。あとモブがみんなキャラ付けされてるんですよね。なにしろクラス全員裏設定あるわけですから。基本的にその他大勢キャラがいない。結果1ページの情報量がメチャクチャ多い。ラブコメ界の士郎正宗だと思いました。
コマ割りはけっこう少女マンガ的ですけど、イラスト的な処理や心情描写とかは少なく、動きがかなり細かく分節されてます。女の子の全身イラストとかは大ゴマになるけれど、アクションシーンはあまり大ゴマ使ってません。むしろコマを割って動きを細かく説明してます。最近だとキメのコマを大きくとって前後は省略しちゃう方が多いし、語りとしてはクドい感じ。
カラーイラストとかキレイだし、マンガというよりイラストの人なんかなあ。絵もネームもコマ割りもとにかく濃くて、かなり読んでて疲れました。図書館島とか魅力的な設定を次から次へと惜しげもなくつぎ込んでくるんで、もうおなかいっぱい。若い人は元気だなあ。

エヴァンジェリンの入った扉絵って、なんかベタの使い方とかCLAMPっぽい。そういえばオコジョのカモ君ってケロちゃんみたいだ。