特別でないただの一日

せっかくなのではまぞうでリンク挿入。
一応発売直後なので配慮しておく。
バネだドリルだと瞳子ちゃん、さんざんな言われようです。でも祐巳さまの前ですねたり甘えたりとドンドン可愛くなっていく。祐巳の「いい子ちゃんみたいなところ」に腹が立つ瞳子ちゃんは、「無防備な顔」のできる祐巳を必要としていたりもするんですね。妹フラグが立ったのか?そろそろ瞳子ちゃん一人称の短編がほしいような。
マリみてに登場する男性キャラは典型的な少女マンガの男性キャラという感じで、花寺高校の一同が出てくるとちょっとツラいんだけれど、読み終わってみればお祭り気分のあふれるリリアンを舞台に、瞳子萌えな巻でした。
紅薔薇のつぼみ福沢祐巳はと言えば、瞳子ちゃん可南子ちゃんと手のかかる一年生をなだめたりすかしたり。いつのまにやら薔薇さまの風格がついてます。でも、いろいろ動いても「山百合会の陰謀」風にならないところが人徳です。
可南子ちゃんの男嫌いは、祥子さまと比べてもなんだか内にこもっててネガティブな感じだったけど、いきなり父親をめぐるドロドロした男女問題が投入されました。あれよあれよと言う間に円満解決して、その場に立ち尽くす部外者五人と一緒に読者も呆然と見守るしかない展開でしたが。次号ではどうなるんでしょう。祐巳ちゃんとユウコさんと雰囲気が似てるというのは、スール候補リタイアの伏線に思えてなりません。
志摩子さんは出番少なかったけれど浴衣姿をサービスサービス。乃梨子ちゃんは控え目ながらポイントをしっかりおさえて、すっかりポジションを固めてます。でも、由乃はほとんどコメディリリーフ扱いで、妹の伏線すらありませんよ。祐巳さんは花寺の生徒とリリアンの一年に人気がある、って吉乃さんはどうなんですかっ!そこんとこはっきりして下さい!