ファンタジックチルドレン #14 軌跡

総集編。これまでのおさらい。王宮が破壊され大地が裂けるほどの「惨劇」に襲われた惑星ギリシアで、7人の科学者は王女ティナの魂を救うために転生装置アウトゾーンを使って彼女の魂を地球へ送った。ティナは地球の娘として生まれ変わり、転生を繰り返す。ティナの魂をギリシアのゾーンに戻すために科学者たちも後を追い、これまで500年以上の間、ティナを探しながら転生を繰り返してきた。彼らはいくたびか歴史の記録に残り、「ベフォールの子供たち」とよばれるようになる。しかし、1853年に仲間の一人パルザを失った。パルザはギリシアの記憶を捨て、地球人コンラッドとしての生を選んだのだ。
ベフォールの子供たちはギリシア人としてのアイデンティティを守るために記憶のレコードを使い、新たに積み重なっていく現世の記憶や、転生に対抗する宇宙の意思の現れである閻魔と戦い続ける。
記憶のレコードの中に封印された魂の記憶に対して、転生を繰り返す人生が刻む肉体の記憶の誘惑という話、でいいのかなあ。閻魔はいつのまにかすり寄ってくる、なにするでもなく斬られれば石化するだけの黒い影。理念が忘れ去った肉体の復讐、とか考えてみた。
そういえば刑事さんってどうなっちゃったの。