うわああ。圧倒されました。番組が終わるやキーワードから怒濤の来客があるし。昨日来た人には空振りさせてしまってごめんなさい。
しっかし剣と鎧って、まるっきりモビルスーツやんと思う間もなく始まった決闘は伯爵のワンサイドゲーム。「まいった」で勘弁してもらえるのかと思ってた私が甘かったです。腕をとばし足を斬っててなお攻撃の手を休めない伯爵の執拗さに復讐鬼の怨念を見せつけられる思いです。
いや、最初はどっちがどっちかもわかんなかったんですけどね。どうなることかと見入るだけのAパートが終わり、後半になると最初のシーンがようやく起きたアルベール。見事に騙されました。後から考えればフランツの思わせぶりといい、なぜ思い至らなかったのかと首をひねるばかりです。見事な構成でした。そもそも最初の頃にやってたマクシミリアンとの決闘が実はこの見せ場のための伏線になってたんですね。
死に際の長科白も、よくある泣かせるためだけの甘い演出では白けるだけだけれど、フランツの最後まで胸に秘めた想いに目頭が熱くなりました。
伯爵は身体全て、心まで結晶化させた「ガンクツオウ」だそうです。ヴィルフォールに撃たれた時はけっこう危なそうだったけど、あれはフリだったんでしょうか。
カットインされるユージェニの知らぬが仏っぷりは、フォースチルドレン三部作のひかるだね。
（追記）
感想日記をまわってみると、みんな当然のように展開を読んでいて凹む。先読みなんかしないで作者の手にのっかってた方が楽しめるんだい、とか言ってみるテスト。でも同士を見つけたのでトラバしてみる。>id:amagami:20050216#1108561689
