BSアニメ夜話 映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲

ゲスト:藤原啓治(野原ひろし役 声優) 唐沢俊一(評論家) 国生さゆり(女優) 立川志らく(落語家)
唐沢俊一大いに語る。とにかく喋りっぱなしでした。たしかにホントに完成度の高い映画です。ヒロシの内面のドラマについては岡田斗司夫が力説してましたが、敵役のケンをはじめキャラクターが崩れない、一貫してちゃんとそれぞれのドラマを生きてる。積み上げた過去の上に現在があり未来があるんだというテーマが揺るがない。で、畳み掛けるアクションシーンが見事。それはそうなんですが、同じことを夏目さんが言ってたら成る程ウンウンと頷いても、なんか唐沢俊一に言われるとついウゼエとか思ってしまうのはなぜ?やっぱり国生さゆりはこの番組に必要な人材だと思った。毒消し役がいないとときに殺伐としそうで。
「ノスタルジー」というんだったら、それこそ80年代に押井守もやってるし野田秀樹もやってるんだけれど、万博世代が30代後半から40を超えて来たタイミングで直撃した、というのがすごく大きかったような。ノスタルジーの「懐かしさ」ってその年になって初めてわかるというか、それまで感じていた郷愁とは違う不思議な感傷ではあるのだから。