攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG #10 草迷宮

9課の新人をテストしてた少佐が、不思議な記憶の小路に迷い込む。とっても押井守的。でも、少佐が最後に手なぐさみとでもいうように鶴を折ってたり、話にでてきた少女に成り代わったようなことを言ったりと、押井守にしては分かりやすい暗示でしたが。
幽体離脱だの攻殻らしからぬ神懸かりなセリフ回しにちょっと驚いたり。少佐が昔を思い出してるとバトーも新人の頃を思い出して、新人のテスト結果を再考しようとか寛容になってみるみたいなオチ。
鶴を折る三者三様の折り方をアニメートしてました。巧みな折り方より、不器用に破いたりする動きの方がむずかしそう。
異界からの誘いとして、ボールが転がってくるというのはどのあたりが元型なんだろう。キューブリックのシャイニングとか思い出すんだけど。たしかアラン・ドロンとか出てた「世にも怪奇な物語」というオムニバス映画があって、三人の監督がそれぞれホラーを撮ってるんだけど、そのうちのフェリーニのやつにそんなシーンがあったような。昔よく深夜映画でやってて、かなり怖かった覚えがある。