攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG #11 名も無き者へ

「個別の十一人」はシルベストルの初期評論集を電脳メモリ上に保存していると発症する電脳ウィルス。「個別の十一人」というシルベストルの論文は存在せず、その論文を読んだと思い込むのはウィルスに感染した症状である。
難民解放が目的といいながら難民を標的としたテロを繰り返す支離滅裂とか、思想は極左の過激派っぽくてもファッションは右翼丸出しとか、ウィルスによる症状ということらしい。けっこうこういう展開は好きだ。面白くなってきたじゃないか。
首相暗殺を企てた男は、そのあたりの不自然さになんか気がついたらしい。車の中のシーンで、喋ってるのにずーっと口を閉じて口パクがないカットがけっこうあった。あれはただのミスだよね?えらく気持ち悪かったんですけど。
少佐の出番がなかった。