バジリスク #15 波涛獄門

まるまる壁抜け男霞刑部の話。伊賀忍者に父親を殺され、恨みを晴らすために情けを捨てた刑部が、船上での天膳との戦いに巻き込まれた子供の父親を斬り殺して動揺したスキをつかれて殺される。恨みに囚われてる時点で実は情けを捨ててないというようなこと。時代小説の得意パターンだなあ。
朱絹の血がマーカーになって壁の中に消えられず、板壁ごと突き殺されるというのはよくあるパターンだけれど、そもそもこの原作である山田風太郎小説が元々のネタ元になってたのではないかと思ったり。朱絹の能力ってこのために登場したような気もしたり。