舞-乙HiME #14 オトメのS・O・S

先週から続いてアリカは腑抜け中。マシロも不貞寝で意気が上がらんなあ。ようやく動き出したと思ったらY染色体の危機っすか。これなんてエロゲ?とりあえずアリカを目の敵にしてるトモエはアリカを真の女王と思ってやってるのかどうかだけが気になります。アリカはエルに教えられて生き残りの女官に会いに行ったの?どこに向かってるのかよくわかりませんでしたが。行き先に罠仕掛けられるくらいだから、ガルデローベの生徒的には明らかってことなんだよねえ。
オトメが抑止力、とか言ってなかったっけ。地域紛争のこぜりあいでいきなりオトメ同士ぶつかっちゃダメでしょ。どうも大きな話になると壮大な設定があるフリばっかりで腰砕けになるのは前作からだからなあ、
臨時の審議会をやってたけれど、ガルデローベの敷地内でナツキが議長やってるんだからガルデローベが招集したんだよね。あれは調停機関なのか?どうもガルデローベと各国政府との力関係がよくわからない。国連とかをイメージしてるんだろうけど、ガルデローベにはマイスターオトメという自前の戦力がある。唯一のオトメ養成機関としての影響力を行使し、オトメのパワーバランスで優位に立ってるということであれば、それこそアカネが契約をボイコットしようが構わないわけだけど、一方でオトメの運用には審議会の許可が必要って話もあった。生徒の教育も、ガルデローベの為に各国政府をコントロールしろ、じゃなくて王に命を捧げろだしね。資源とかもなさそうだし、まあパワーバランスの均衡を懸命に図ってるというくらいの感じなんでしょうけれども。
公式設定ではヴィントブルーム内の自治区扱い。ただ、ヴィントブルームって政治的には空白地帯でしょ。マシロは蚊帳の外で、実際の政治は内閣がやってるみたいだけど、大臣って結局簒奪者なんでしょ。巧海に言われるまでマシロが自国の中の事も知らなかったってのは意図的に知らされてなかったっぽいけど、国賓の接待に替え玉使ったのは侍女と衛兵の独断だったしな。オトメの養成所を抱え、地下にはオトメ的に重要なオルガンもあるという国としては周辺諸国からの介入を撥ね除けるだけのしっかりした政治システムが必要だと思うんだけれども、女王の浪費が財政圧迫してるってんじゃあやしいもんだ。たしかにアルタイは馴れ馴れしくも入り込んでるから、なんで他の国がそれを許してるのかって方が不自然かな。ヴィントブルームはぐだぐだで、陰から支えてるのがガルデローベってんならアリかもしんない。
政治向きのハナシで重くなるより、エルはニナを口説けるか、とかそういうのを期待したいんですけれども。今週は作画も微妙だったしなあ。