マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵

マリア様がみてる 25 大きな扉 小さな鍵 (コバルト文庫)

志摩子さんに萌え転がされてしまいました。
ようやく瞳子視点のエピソードが出てきて、久々にマリみてらしい巻でした。複数視点でエピソードが語られてキャラの魅力が引き立つとこがなによりマリみての良さですから。でもそのかわり祐巳視点がなくなって、主人公が背景に引っ込んじゃった。なんか悟っちゃったみたいに妙に落ち着いてるし。それで全然問題は解決してないんだけど、待たされた期間ではレイニー止め以上ですから、このラストの瞳子ちゃんが読めただけでも満足しちゃいました。
あとがきで作者自身も書いてるけど、乃梨子ちゃんが動く動く。たしかに前々作あたりから、動きたそうにしてたもんなあ。これまでだと、吉乃んが走り出してたと思うんだけど、今はちょっと空回りっぽいし。