「ぼくらの」 #9 家族

身辺整理をすませて戦いに臨む場合。
国防軍の二人がパイロットになって操縦室に乗込んできた。前回、「子供が操縦してる」点を強調してたわけだし、パイロットが暴走したり勝手なことやりだしたときにどう対応するのか、考えてきてるんだと思うんだけど、それを試されるようなシーンはあるんだろうか。戦闘を放棄したり、私怨を晴らそうと街を破壊したり勝手なことを始めたらそれを容認するのか、排除するのか、考えてないわけはない。排除、というのは殺すことです。死を前にした人間の行動を限られた時間で説得して変えられる可能性は低いし、脅しは意味がない。そして、パイロットを交替させるには殺すしかない。あるいは、たまたま選ばれた個人の選択で、世界が滅びても運命として受け入れるか。原作だと、戦闘放棄したカコを殺す役をチズに振って、チズだけが汚れ役になってます。原作のチズは厭世的で、個人の死に意味はないと言い切ってますが、アニメだと自棄になってるだけなんで、カコを殺せるだけの覚悟はない。で、大人として乗込んできた軍人の覚悟はどうか気になるわけです。
デスノートだったら、残りの子供も殺して全部軍人に入れ替えるという選択肢も出てきそうだけど。
DVDのCMがえらく秀逸。