「ぼくらの」 #13 地球

平行宇宙同士で潰し合いのトーナメントです、ってネタばらし回でした。バトルが終わって帰ってきて、みんな田中さんに電話するのが、なんか生々しいというか、けっこう説得力があった。宇宙の運命を背負わされた子供たちを背負わされる田中さん、大変だねえ。
殺す相手の顔を見たいと考えるマキはなかなか根性がすわってます。勝たなきゃ消滅する、というルールが決まっちゃってて、どうにも抵抗できないならばそれを前提に考え方も組み立てられてくわけだけれど、現実ではそういうルールはただの妄想だったりするからねえ。デスノみたく、外挿されたルールの中でのせめぎ合いを楽しむってんならわかるけど、こっちはただ悲壮になるための設定になっちゃってる気がする。子供たちが、それぞれどうにもならない状況の中で前向きになるってのはいいんだけれど、個人のエピソードを並べて短編集にしちゃわないで、せっかく国防軍とか国家とかの視点を持ち込んでるんだからそのへんをもうちっとしっかり描いた方が締まるんじゃないかなあ。
ヤバゲな科学者とか、子供たちを拉致しようとする発音のおかしな工作員とか登場してますが、これはなに。
新エンディングは、宇宙空間をバックに輪になって手をつなぐ子供たち。イデオン発動編ですか?