おおきく振りかぶって #15 先取点

捕手と打者の読み合いで試合を進めていく展開はおお振りの真骨頂。阿部のリードで三橋の決め玉をカムフラージュして相手打線を翻弄していく。心理戦の表現がうまいから、なぜ打てないのかよくわからない相手校の打者のとまどいが見てて楽しい。守備陣は両校ともファインプレーが多くて、内面描写のあとにカッコいいアクションシーンが続くという気持ちのいいテンポになってる。ピッチャーマウンドを降りると、緊張感で舞い上がってしまう三橋のコミカルなアクションで一息ついたところに一瞬のスキをついた花井のホームスチール。緩急自在です。で、果たしてアウトかセーフか、審判に注目が集まったとこで次週に続く。それはさすがにちょっと、あざとくないか。