狼と香辛料 #3 狼と商才

テンの毛皮を相場の5割増で売りつけるホロ。山のように買い込んだリンゴがそういう伏線になっているとは。しっぽや耳を動かす代わりにマントやフードの動きで見せるのは風情があってよい。
おじさんと女の子が組んで商売(?)しながらのロードムービーといえば「ペーパー・ムーン」だけど、ロレンツはけっこうしっかり者だからずいぶん話の雰囲気が違う。
江戸時代の歴史とかだと、貨幣の改鋳といえばたいがい改悪なんだけどね。ヨーロッパとかはそうでもなかったんだろうか。銀の含有量を減らすのはつまりインフレ政策で、銀の含有量を増やすのはデフレ政策だから普通に考えれば政権担当者ってよりインフレ的な改悪をしたがるんだと思うんだが。貨幣の流通量も、改悪した方が増えるんじゃないかな。「悪貨は良貨を駆逐する」ってそういうことでしょ。まあ信用力との兼ね合いはあるけれど、市場シェアの拡大のために銀の含有量を上げるってのはホントなのかなあ。あとで調べてみよう。