とある科学の超電磁砲 #7 能力とちから

グラビトン事件解決編。難航してる捜査状況から、犯人の目的に気がつくタイミング、初春に迫る危機とサスペンスを盛り上げる展開が効いてます。重力爆弾をレールガンでぶっとばすという狙いがよかったのかどうかよくわからないけれど、どっちにしろ最後はおいしいところを上条当麻にもってかれてしまいました。
あからさまな伏線をはってきて、話はレベルアッパーの謎って方に向かうみたいですね。犯人がデータベース上で見つからなかった謎とか、絶体絶命の危機で助かったいきさつとか、そのへんの見せ方は手際よくていいと思うんだけど、事件の前に偶然見かけてたカエルのぬいぐるみから一気に真犯人までストレートにつなげるのはさすがにはしょりすぎでは。犯人がジャッジメントを逆恨みしていくエピソードで動機を説明してたわりにフォローがないのはちょっと気になった。最後で黒子がお説教してるけど、明らかに犯人の方は言われてる意味分かってないでしょ。前の眉毛女のときも思ったけど、犯人側の事情を中途半端に描写されると落ち着きが悪いです。特に今回は才能と努力というエピソードのテーマにつながる部分だし、犯人の心に響くような描写になってた方がお話としてまとまったろうに。