異国迷路のクロワーゼ #7 天窓 "Lucarne"

泥棒少年に優しくする湯音と、それを頭ごなしに叱りつけるクロード。別に泥棒に優しいのが日本流ってわけではないのだけれど、アリスを狂言回しにして日仏文化の違いが強調されたりして話はそっちに流れる。でも、泥棒少年も湯音も、パリで自分の居場所を作ろうとしてるのは一緒と気づいたクロードが、風邪で寝込んだ湯音日本食のお粥を作ることで理解を示す。
基本的に善意の人たちのすれ違いなんだけど、感情の動きが自然で、世界が破綻しない中でうまく収めているから、気持ちよく浸れる。