ID-0 #12 実存人格 STILL HERE

最終回。ラストバトルでなぜか流れるソーラン節。エヴァの新劇場版でクライマックスが翼をくださいだったのも違和感あったけど、場面と合わせてたし、少なくとも演出意図は理解できた。ロボットアニメとクラシック合わせるのとかはむしろ流行ったし。でも、これは奇を衒ってるとしか思えない。もしかして、意識してたのは攻殻機動隊の謡の方か?まさかアンコウ音頭じゃなかろう。
場面とミスマッチな音楽流す映画ではキューブリックとか有名で、「博士の異常な愛情」は1964年だからもう半世紀前だし、それ以降「時計仕掛けのオレンジ」とか色々やってるけど、あれは悪意というかブラックジョークだし、2001年で宇宙ステーションにワルツ踊らせたのは映画史に残る名場面になってむしろ今見たらマッチしてるようにしか見えない。
でもソーラン節はなあ。

お話の方は、敗色濃い連盟艦隊の前に突如ミゲルアウトして来たストゥルティー号が残りのオリハルトを託されて突入作戦を敢行する。ラジーブの中に突っ込んでって、コアにイドがマインドトランスすると、アダムスだのアリスだのアリスの母親のジェニファーだのが出て来て、みんなでお話し合いしてたらラジーブが納得してどっかへ去っていってめでたしめでたし。
戦争が起きても、敵味方で酒飲んで話せば解決する、みたいな思想って、こういうのをイメージしてるんだよね、きっと。