海外で日本人が事件を起こしたりした時によくある反応で、「同じ日本人として恥ずかしい」というのがある。実を言うと今まであんまりピンと来なかった感情だったけれど、アンマン空港の事件を聞いて咄嗟にそう思った。モノがなんなのか公式にはまだわからないみたいだけど、どうもMLRS(多連装ロケット発射機)から発射されるクラスター爆弾の子弾らしい。http://www.globalsecurity.org/military/systems/munitions/m26.htm に図が出てる。
毎日新聞の記者がイラクで拾った爆発物を飛行機に持ち込もうとして手荷物検査で爆発させた、と聞いたときには「なんてバカな」と思ったけれど、どういうタイミングだか、御殿場でも自衛隊の演習場付近で不発弾を拾ってた男が爆発事故を起こすというニュースがあって、どうも不発弾を拾う人というのはそれなりにいるみたいだ。
アンマン4日共同のニュースhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030504-00000087-kyodo-int では不発弾や銃弾を持ち出そうとした記者は他にもいたといってる。それはつまり、銃やミサイルが「好き」なんじゃないだろうか。
毎日新聞の続報は、泣いて反省してる五味容疑者の様子とかあって、同情をさそうような書きぶりが不愉快ではある。愚かな失敗ではあるかもしれないが、それで済むような類いの話ではない。