押井守

六本木ヒルズのてっぺんまで行って、押井守監修の映画というか、映像作品をみてきた。「東京スキャナー」と「東京静脈」合わせて30分くらい。部屋の向かい合った反対側の壁に、交互に映されるので、一つが終わったら急いで反対側に回って席にすわること。空いてるけど席も少ないし、特に東京スキャナーは見る位置を選んだ方がいい。
東京静脈」は隅田川を船でのぼってぐるっと回ってお茶の水の方から戻ってくる。押井さんの好きな世界。
東京スキャナー」は空撮で、うみほたるから螺旋状にぐるぐると東京を回って、六本木ヒルズまで来る。ロボコップとかで有名になった小型精密モーターの駆動音とともに超望遠から人物アップまでのズームインズームアウトを繰り返し、いろんなターゲットにロックオンしてまわる。けっこう受けていた。そうか、押井守って受けるんだ、とか思ったり。ハイビジョンだし、こういう「よく知ってる」東京の町並みを「見たことのないアングルから見せる」という見せ物は、映画の真骨頂だなあ。