GUNSLINGER GIRL

ほぼ原作通りのこのアニメシリーズで、エピソードの順番だけは大きく入れ替わっている。原作では5番目のエピソードだった「エルザ・デ・シーカの死」は、大半のエピソードを消化した後に、しかもラウーロとエルザのオリジナルエピソードに続けて放送された。原作ではこれでまず義体少女の「仕組まれた悲恋」という側面が強調されて、それからクラエスやアンジェのエピソードで、意味や根拠を奪われてしまった感情、想いというもの自体へと話は向かっていく。対してアニメシリーズでは、偽りの記憶と条件付けから生まれた感情の意味という方向から入ってって、感情そのものの力へと話は向かっている。これだと歓びの歌もやりそうだな。
エヴァでも、最後のシ者のクライマックスでえんえんと流れてましたね。もともと、友情こそが唯一の真実だと断言しまくるロマン主義万歳の歌です。やっぱロマンティックな話なんだよ、ガンスリって。