マリア様がみてる〜春〜 「WILL」

ホットいちご牛乳オーレってセリフはあったけれど画で見てもわかりにくかった。ロサ・キネンシスのエピソードは1期でも削られまくってたからなあ。「いばらの森」で親友の聖のために走り回ったり、あと瞳子ちゃんがらみの騒動で祥子様のために立ち上がったりするかっこいいとこもいいんだけれど、お茶目なとこもゆったりと描いてほしかったり。でも今週はなにげに志摩子さんの回だったなあ。
スールは互いには姉と妹の関係でも、二年生をはさんだ一年と三年の関係はおばあちゃんと孫という親子関係のメタファーになってしまう。黄薔薇ファミリー、みたいな言い方もあるし。恋人同士、と言ってしまうと第三者が入り込めない感じだけれど、毎年毎年学年が繰り上がるごとに「孫」ができて、卒業してしまう。町中にリリアンの卒業生がいて、マリみて的世界観が学園の外も覆っているけれども、卒業生はスール制度から外れてしまう。たしかに上級生が下級生を導くという教育制度として機能してるんだよなあ。ちょっとフローベールの「感情教育」とか思い出してしまった。