蒼穹のファフナー

「私は我々だ」「ではなぜ言葉を使う」
茜ママだけが特別だったようです。話はずいぶん見通しがよくなりましたけど、壮大な設定なのに感情の辻褄がついてかないのはXEBECアニメだなあ。
フェストゥムと人類については、いろいろ共存の方向性が伏線として張られてるけれど、そんなこと知らないキャラクター達にとって、理解不能な人類の敵であるはずなんだと思うけれど、なんか憎い敵というより自然災害を相手に戦ってるような感じ。まあ穿って考えれば非人格的な存在なので擬人化した憎悪の対象にできない、ということかもしれないけれど。
竜宮島と新国連軍との関係もなんか馴れ合ってるような。アーカディアンプロジェクトでわざわざその存在を抹消しなければならなかった危機感が感じられない。「遺伝子操作、フェンリルの自国生産、反応炉の無認可使用、国際犯罪の塊のような集団」「生き残る為に人類からも孤立した集団」とまで言われてるわけだし。まあそのへんの情報は最高機密なのでどっちも知らずに接してるということなのかもしらんが。
なんかそのへんの辻褄がどっかにいっちゃって、カズキのソージに対する想いだとか悩みとかがさも重大そうに語られるのがどうにも。いや、主人公が好きじゃないってだけかもしらんが。カズキとソージの関係が重要な伏線なのはいいんだけど、あのホイホイ島を出てったことに関する扱いのアッサリさ加減がどうにもバランス悪い。
アレに似てるとかはもう言わない約束ですか?可能性に満ち満ちているとか。