ファンタジックチルドレン #23 ゲルタ

「お前達にも戻る場所はない」デュマは科学者達の本体をカプセルごと海に投棄する。管理システムから切り離されたカプセルは維持機能を失い、科学者達は自分の身体が腐っていくのを見守るしかできない。再生を繰り返してきたヒースマはつきつけられた「死すべき運命」を受け入れられずに錯乱する。ただカプセルにしがみつくヒースマがようやくトーマの必死の説得に反応したときにはすでに遅かった。
一方でゲルタはソレトの呼びかけでメルの記憶を取り戻す。ルーゲンのメモにあった図形は、メルとしてルーゲン=パルザに渡したものだった。時を超えて、二人の想いは確かに通じ合っていたことをゲルタは知る。
サスペンスと心理ドラマの盛り上げが交互にくるのはなんか調子狂う。サスペンスで一気に引っ張るアニメじゃないんだけれども。ヒースマの死に際描写がなんか間延びしたように見えちゃうのはリズムがチガウような。「限られた生と時を超える想い」という流れでは必要なんだとは思うけれども。ヘルガ救出のため、再びワンダーで巨大宇宙船に向かってからはまた物語は快調に流れ出す。
最後のシーンは位置関係がわかりづらかったけど、先回りして道を塞いだトーマたちに何ら関心を示さずに無表情に進んでくデュマが迫力あってこわかった。で、巨人のオヤジたちはどうしてるんだ?
来週はいよいよトーマの真実。