舞-HiME 24 コイ・ハ・タタカイ

テレビ版エヴァ妄想キターーーー!でもこれは「ありえたかもしれない別の現実」から一歩つっこんで自分の「本当にほしいもの」を探るための手続き。この後に控えるクライマックスに備えて舞衣を自分自身と直面させる段取りをすませると、シスターはチャイルドを使って無理心中。スゲエ。
奈緒の大切な人は巷の予想を裏切って、これまで全然出てこなかった人でした。奈緒のエピソード自体は軽く説明されただけで、むしろなつきが奈緒に自分と同じ影を見てヒメ能力回復のきっかけになるという方がポイントでした。世界を肯定して力が戻ってますが、今度の「大切な人」はだれ?話の流れでは静留っぽいけれど、それはそれで前途多難な。
「一番地の秘密」は特に説明なかった。ばあさん達がにげまどってただけ。
八咫烏が誰のチャイルドかずうっと引っ張ってたのは、詩帆の無意識に潜むチャイルドだというのと、舞衣とカグツチに対する秘密兵器として凪たちがずっと温存させてたということだったんですね。
で、ついに詩帆と舞衣、同じ人を「大切な人」に持つヒメ同士の修羅場ですよ。どっちも相手を攻撃できないわけだけれど、八咫烏は無意識のチャイルドだしカグツチもコントロールしきれてないし、チャイルドの方はつい暴発したりします。この状況に曖昧だった楯も追いつめられて俺を殺せとばかりに犠牲的な選択を叫び、舞衣の戦意を喪失させます。そこに飛び出したのが命です。ゲンナイを倒して巧海を消したのはカラスだったと知れたのも束の間、またしても舞衣の目の前で大切な人が消えることになるのも覚悟で、八咫烏を一閃両断します。「兄上のご命令」を口にする命の目に光る涙は、自分の汚れた手を思えばたとえ巧海を殺してなくても今更元には戻れないことを確認した惜別の涙でしょうか。兄の命令に従ったまでなのか、たとえ嫌われても舞衣を守りたかったのか、命自身にもわからなかったかもしれません。ただその悲痛な覚悟は舞衣に伝わったようです。ここにきて命が舞衣にとってかけがえのない友人であったことが繰り返されてますが……柱が立つシーンがアップなのも、1本立ったか2本立ったかわからず気をもませます。大切な人が死んだ母親でもいいんなら、大切な人への想いが続くかぎり生死は関係ないような気もするんだけれど。
とにかく楯の散り際は、遥に負けずにカッコよかったです。