交響詩篇エウレカセブン #19 アクペリエンス・2

鬱展開が続く。軍の一斉攻撃で危機に陥るゲッコー号、レントンエウレカがニルバーシュでトラパーの源泉を掘り当てて無事脱出、と粗筋を書くと燃える展開なんだけど、見事に爽快感を殺してる。けっこう頑張っても報われないレントン。なにから逃げてるのか、不安定なホランドといらだつタルホ。
エヴァを思わせるのはキャラとか設定より、会話がかみあわなかったり一方通行だったり、声優の演技も感情を抑えたモノローグが多かったりするところじゃないか。ただ誰も「計画通り」とか言うキャラがいないんで、よくわからない世界を前にしてもがくいろんなキャラたちの物語を通して視聴者と焦りや苛立ちが共有されやすくなっている。