ゆりえちゃんは神さまなので、10月は出雲の神さまコンベンションに参加します。それで出雲の学校に転校します。神無月だから転校！これまでのクラスメイトが神さまになったという状況ではなく、初めから神さまとして遇されて、ゆりえはクラスに溶け込めない。知らない人たちのよそよそしさに囲まれて、テストは最低だしつい泣き出しちゃうゆりえちゃんだけど、弁天に神さまにも悩みはあるけど神頼みはできないと言われて自分から踏み出す決心をする。一方隣の席の女の子もゆりえと友だちになりたいんだけど、なんか間が悪くて声をかけそびれてる。いわゆる転校生モノのパターンなんだけど、神さまという設定をいれるだけでえらく新鮮。縁日風でチープな神コンのシーンが嬉しいんだけど、メインはあくまでゆりえが友だちを作る話で、ゆりえの心の動きとクラスの女の子の逡巡とかエピソードでちゃんと積み重ねてって、最後に自然なカタルシスをもたらす破綻のない仕上がり。
昼は学校の授業はあるし、中間テストはあるし、放課後は神コンでセミナーで修行と中学生と神さまをかけもちだと大変。でもスタンプいっぱいためたから、粗品もらえたのかなあ。
たき火の周りでふざける祀たちとか、紙テープに思わずじゃれつくビンボー神とか、細かい芝居が相変わらず楽しい。作画のことはよく言われるけど、BGMとか効果音とか音響もがんばってるよなあ。弁天がコンサート会場で袖から舞台に出ると音の響きが変わる感じとか、すごいよく出てた。
最後の再会シーンで顔変わってましたけど。
