蟲師 #07 雨がくる虹がたつ

目的もなく流れていくだけの虹蛇の湧き上がる光の瀧はこの世で一番美しい。
流れるだけの旅、暴れ川を生命の流れに重ね、さらに虹を追う父とその後を追う息子と絡めてきれいにまとめました。これまでの、人に憑いた蟲を落とすという話ではなく、原初の生命が持つ人の手の届かない畏れるべき美としての蟲を狂言回しに使って、より人間のドラマを中心に据えた話にしています。
「虹を掴む男」といえばダニー・ケイ山田洋次じゃなくって。