舞-乙HiME #18 ホワイトアウト

すべからく王座は血で購われねばならない。ここで舞乙に泣かされるとは思ってなかったよ。
アルタイによるヴィントブルーム解放で主要人物は散り散りに。3日でナギは王国とガルデローベを掌握する。マシロは大量に発生した難民に隠れて逃亡、しかし民衆の怨嗟は王宮に向けられていた。暴徒に囲まれたアオイはマシロを庇い、その隠れ場所を指し示す代わりに笑顔で崖に身を躍らせる。
アオイは女王に忠義を尽くしたのか、頑是無い少女を暴徒に引き渡すことを潔しとしなかったのか、明らかには描かれていない。だが、マシロにとって、それは玉座が血に染まっていることを自覚した瞬間であった。
空気読んでEDのイントロのアレンジも変えたのね。前のシリーズのときは、鬱展開の間中能天気なCMが流れててどうしようかと思ったもんなあ。

アルタイがシュヴァルツと組んでヴィントブルームを占領したのは、宮廷地下のオルガンとガルデローベの霊廟が目的だったようです。オトメが最終兵器だパワーバランスの要だとさんざ持ち上げられてたけど、あっという間に無力化されてなんの役にも立ってないし、結局ハッタリだったのね。まあ先週のラストでは二つの石が無制限にパワーを解放したとからしいけど、その場にいたみんな無事だったもんねえ。見た目がハデなわりに大したことないんだな。
アルタイの行為が国際法上どう正当化されるのかは知らん。フツーに考えれば、ヴィントブルーム政府の要請を受けて紛争に介入、引き続き治安維持を委任されているという体裁をとってるってところだろうけど、そもそもマシロ、アオイ、サコミズ以外に政府らしきものなんて影もないし、むしろ無血開城に近いかな。まあ、ふしぎ星にどんな国際法があるかわかったもんじゃないけれども。