がくえんゆーとぴあ まなびストレート! #07 なつのおしまい(ばいばい)

舞台は2035年なのか。
http://www.heri.or.jp/hyokei/hyokei90/90tyosa.htm
2005年国勢調査によると2035年というのは団塊世代が死亡年齢に達して死亡者数が高水準で推移し、団塊ジュニアが65才以上となって老年人口増加のピークを迎える、そういう時代らしい。高校進学しないでみんな就職したりっていうのは、少子化による労働力不足の結果ということなんだろうか。多分そういう設定があるんだと思うんだけどはっきりした説明があるわけじゃない。より楽しいことを求めて社会人になるってのはもう少し説明があるんだろうか。ただそのへんの社会情勢をすっとばしていきなり「今この時代に学生である意味」とか言われてもなあ。聖桜学園祭の危機、というのが後半クライマックスのネタみたいなんで周辺の事情も掘り下げてもらえると嬉しい。
学美が多佳ちゃんに、イメージが見えると言い出したときはまた超演出か、と思ったけど、空気が一変したのをスローモーションで暗示したのはゾクッときた。これは作画の力ですね。素直に学美とシンクロした聖桜の生徒は学美ビジョンを見たけど、多佳ちゃんには見えなかった。やっぱり学美にシンクロする素養をもってないとダメなんでしょう。
締め切り間際の作業でテンパッて生徒会のみんながこわれてくのは、なんか壮絶だった。学美は自己パロディというか、普段からそんなじゃんみたいなもんだし。めーちゃんはめーちゃんで、「男のくせに」とか言い出してむつきのスカート脱がそうとするし。そういう目で見てたんですか?
みかんはみんなの輪の中に入っていけない引け目があるようです。自分が仲間を盛り上げていきたいという希望と、仲の良い相手と親密な関係を保ちたいという欲求が、みかんの中で折り合わないというか、矛盾を引き起こしてるんでしょうか。最後のプールのシーンは、なにかみかんが自分の中で折り合いをつけて、自分のポジションを再確認したように見えました。このアニメって、けっこうキャラの描写に一貫性がないというか矛盾する表現が出てきたりするんですけど、それがフックになって視聴者の語りたい欲望を刺激してるように思います。
しかし、実際シカトされてたのは桃ちゃんの方だよなあ。仕事も手伝わずにただ周りで遊んでる桃ちゃんのキャラって、どういう意味があるのかよくわからん。
むっちーは、ソフトの練習は出なくていいの?非常時ってことで生徒会優先なのか、実はやめちゃったってことはないよね。