トランスフォーマー

BTTF4をマイケル・ベイに撮らせてみたら、なぜかオフィス街で砲弾が飛び交う爆薬アクションになっちゃった。
アニメの方は知らないので原作と比べてどうとかはわからないけど、多分えらい変わってるんだと思う。相対距離でいったらきっと、バック・トゥ・ザ・フューチャーの方が近いんだと思う。まあスピルバーグっぽい青春映画とか、そんな感じ。BTTF4をマイケル・ベイに撮らせてみたら、なぜかオフィス街で砲弾が飛び交う爆薬アクションになっちゃった。怒濤のSFXに見とれてるだけでも楽しかったっす。
「見たことのないアクションを見せる」というのは本当で、変形しながらのアクションとか実写の背景であれだけの質感出してやられたらこれは参ったと言うしかない。見せ場はだいたいトレイラーとかで事前に見てるのが多いけど、大画面で見るだけの価値はある。
人間のドラマにしてるんで、ロボットのキャラとかはあんまり正面には出てこない。多分そのへんが原作との大きな違いになってるんじゃないかと思う。パターン通りの役柄でも人間の俳優だと演技でニュアンスが変わるけど、CGのロボだとストレートに紋切り型になっちゃいそうで、ロボのキャラを掘り下げないのはよかったんじゃないかな。登場キャラでは国防長官がショットガン振り回して、敵のスパイダーヘッドみたいなロボを追っかけてたのがけっこう面白かった。国防長官が活躍するアクション映画ってあんまり記憶にない。
最初、秘密情報部のセクター7と主人公が対立してつかまったり、データ分析官が知人の腕を借りようとして機密データを持ち出してつかまったり、と主人公サイドはもめまくるんだけど、後半になるとするすると国防長官の指揮の下で協力関係に入ってく。なんか国防長官すごいなあとか思って見てたけど、ドラマを変に複雑にしないで絞ってくのはハリウッド流の洗練とでも言うのか、たしかに見やすいし盛り上がるんだなあ。