らき☆すた #19 二次に本質あり

後半は田村ひよりネタの固め撃ち。一人で妄想して突っ走る、貴重なオーバーアクションキャラで、作画もはりきってます。
ところでハガレンコスの二人って、女子なの?夏に重たそうな軍用コートってのも根性だけど、髪型合わせてるとこがかわいいと思った。らっきー☆ちゃんねる次回は大物ゲストだそうで。白石みのるは追い払われてしまいました。EDもぞんざいさに磨きがかかっているな。
らき☆すたの話が面白くないのは、アイドルのコントがぬるいのと一緒だと思うな。会話の断片を切り貼りして、ドラマとしての一貫性を消し去って代わりにねとらじのコーナー作ったりアニメ店長のパートはさんでみたりとバラエティ仕立てにしたのは、この30分枠を「アイドルを売り出すためのバラエティ」にしたかったんだ。アイドルヲタにアピールするようなアイドルの売り方を、アニメのキャラでやってみようとしてるんじゃないだろうか。一つ一つのコントネタがぬるくても、それぞれのキャラが出ていることの方が重要であって、むしろファンがキャラたちの日常生活に浸れるように邪魔なオチだのドラマツルギーだのは意識的に排除してるんじゃないだろうか。もちろんこなた達の日常生活というのは、スタッフによって作り上げられた虚構であり、演出されたものなんだけれど、本編はあたかもどこかに存在している自然なものであるかのように作為を隠すという意志に覆われているように思う。実写EDが投稿ビデオみたいなのも、演出を拒否したナマですというデモンストレーションなんじゃないか、とも思う。